手作り絵本

今取りかかっているのは手作り絵本です。
BLUE BOOK GROUP展で知り合ったアーティスト、エリック ロラン ベラガンバさんが文章を、私が絵を描いて、手製本の絵本を作って、新宿の紀伊国屋書店/南口店で1月14日〜22日開催の「YOUNG ARTIST BOOK FAIR」で販売予定(店頭では5部限定)です。またまたえらく時間が無いのですが…。学生みたいなノリで気が引けますが…楽しいです。
私がお話を書いて、エリックさんが絵をつけた「わたしのたからもの」も出品/販売します。

ほかに仕事の絵本のラフ、年明けに4本。
今度こそはお正月気分を味わえないかもしれません。

良いお年を!
Passez un bon jour de l’an!

Merry Christmas♪

クリスマス
クリスマス

「小さいイーダちゃんの花」より。この花束は、デンマークのカーニバルで使うもので、クリスマスとは関係が無いのですが…。

幼友達

おひるごはん
おひるごはん

幼友達が2歳の息子をつれて遊びに来て、久々、旧交を暖めました。
今日一番嬉しかったのは、彼女と遊んでいたころ(幼稚園〜小2まで)が一番楽しかったねえ、という意見が一致したこと。
私もそう思っていたので、機会があれば「小1くらいが一番幸せだと思ってたし、楽しかった時代です」と話してみるんだけれど、人によって「人生の楽しい時期」が違うようで、「私はあの頃には絶対戻りたくないな」という人も結構いるな〜と感じていました。だから、やっぱりあの頃、彼女と波長が合ってたのはそういう一致もあるのかなあ、と。
結局私が引っ越しをして、離ればなれになってしまったのですが、何年かは文通をしていて、お互いに自分の好きな漫画を教え合ったりして、私が展示をするようになってからは3年おきくらいになんとなく会う機会があって、なんだかんだいって毎度同じこと(当時の遊びなど)を話すので、曖昧になりかかっていた子どもの頃の記憶を「あれは現実だったんだ」と感じさせてくれる、本当に貴重な友です。

引っ越しをしてからも外でやんちゃに遊ぶ子どもで、普段楽しくしていたんですけれども、そのころから母が病気になったり、友達付き合いに悩みはじめたりして、天真爛漫という時期を超えてしまったと記憶しています。

同級生ってそれだけでうれしいような気がするのって、どうしてでしょうね。
最近少し年下の人と話す機会が多かったので、「同世代か!」と思うとハッとすることがあります。

料理教室

以前にインタビューをして頂いた、マザールのあべみちこさんからお誘いがあって、先日、料理教室に参加しました。

お正月料理
お正月料理

お正月料理というテーマでした♪

実は学校での家庭科以来、料理の経験者から直接学んだのは初めてだということに気がつきました。講師は蓬原泉さん。先生がレシピを作るために試行錯誤をした話を伺うと、その結果を教えてもらえるなんて、すごいことだ!と一人で感心してしまいました。と同時に、母に料理を教えてもらう機会が無かったのも残念だなあと。記憶のかぎり、今の私同様料理嫌いだったような気がするけれど。これからはもうちょっと真面目に、おかずの作り方を夫に訊こう…と反省しました。

生徒さんは私も含めて4人で、先生含めて5人で和気あいあいと料理を作り、最後においしく頂くので、なんだか勉強って感じがしなくて、とってもグーです。
関係ないのですが、当日短い時間で6品作らせて頂いたので、よくあるTVクッキングの「で、ここに調理済みの…」と時間短縮するアレのように、電子レンジの活用法を沢山教えて頂いたのですが、実は私の家にはレンジが無い。う〜ん、やはり文明の利器は時間を短縮するものなんだ、などと当たり前の事に改めて唸ってしまいました…。

お話を考える

しばらく絵を描いて過ごしていたので、お話を考える環境を整えようといろいろ、画策しています。学生のころは絵を描きながらもお話が考えられたのですが、最近は絵を描き始めるとそちらに忙殺されてしまい、平行して進めるのが難しいな、と感じていました。
なので、さしあたって時間の余裕をつくることが、第一の課題です。
これが意外とむずかしい。
なにしろ職業上の仕事は一人でやっているので、一方にはきちんとやればフルタイムでもいいくらいの事務仕事があり、また一方には家事があり、そして本業があり、さらに課外活動や勉強があり…。
どうしても取捨選択をしなければなりません。

結局は、減らすことよりも増やすこと。つまり、お話を考えることに時間を使うことで、他のことに手が回らなくても我慢出来るようにする、という方法が一番てっとり早いようです。

物語を書くことを意識していると、ものの見え方も違って来ると感じます。一時期、もうお話は書けなくなっちゃうんじゃないかと、不安に思っていたこともあるのですが…やはり時間との付き合い方の問題なんだな、と思うこの頃です。

師匠と呼ばせてください!

変なタイトルでスミマセン。
昨日、映画「This is it」を観てきました。
予想以上の収穫。映画が終わった頃にはぼーっとしていました。
クリエイター必見の映画だと思います。
マイケル・ジャクソン氏には亡くなってしばらくして、本を通して強く興味をもったのですが、理由は「今時絶滅したと思っていた種類のアーティスト」だという確信を持ったから、なんです。
大きなプロジェクトでみんなをインスパイアしてまとめていくのは、中心になるアーティストのオリジナリティーだと思います。簡単に言えば「世界観」。
ファイナルコンサートに、ここまでいろんなことを盛り込んで、大きな仕事を成し遂げようとしたジャクソン氏に心から拍手を贈りたい。

彼のインタビューや自伝などから垣間見えるのは、「デビューの早さ」がどれだけ彼の個性を作り上げたのか、ということです。幼い頃のマイケルは、いつも舞台の袖にいて、先輩の一流アーティストのパフォーマンスを一心に学んでいたそうです。そして、モータウンレコードのベリー・ゴーディという名プロデューサーの下で、レコードの為の職人的な音の作り方や、人々の心をつかむアレンジの方法などを学びました。私が注目したいのはその学んだ対称との「年齢差」で、彼は30歳にして音楽業界ではすでに「生きた化石」状態だったんじゃないかと思うんです(笑)たった10年の、同世代の人たちとのキャリアの違いによる、自分のレコードの作り方と、みんなのやり方との違いは歴然としていたと思うのです。でも、だから人と違うことができたし、(自分がすでにヴェテランだという)自覚があったからこそ新しいものと、古いものの良さを上手く使いこなすことが出来たのではないかなあ、と思います。

それにしても、「カウントをとる」だけでも音楽になってしまう場面を目の当たりにすると、みんなが彼を「師匠」と思う気持ち、分かります…。

個展終了

個展へお越しくださった皆様、ありがとうございました!
今回はずっとギャラリーに居たにもかかわらず、お話出来なかった方が何人かいて心残りでしたが、作品を見て頂けて嬉しかったです。

毎回来て絵を買ってくださる古いお友達(コレクターさん含む)にお会いすると、なんとなくホッとします。これからも誠実に作品を作り続けたいものだなあと思いを新たに致しました。
今回面白かったのは、お客様どうしで初対面のひとたちが、画廊でお茶をのみながら世間話をしてくれたことでした。東京に居ると、こういう場が意外と無いのです。とても新鮮で、これまた、心和むひとときでした。楽しかったなあ。
どんなお客さまでもかならずお茶を出してくれるオーナーの福山さんにも、毎度のことながらお世話になりました。彼女からは商売(仕事)の哲学を学ぶところが大きいです。一人で得をしようとは考えず、常に与える人なのです。会期中も、普段福山さんのお世話になっている作家さんたちが出入りして、にぎやかでした。人徳って本当に大事なんだなあと思います。

今年は初夏あたりから、ずっと走り続けてきたのですが、おかげでいくつかの仕事を仕上げることができました。このあとは、ミキハウスの宮沢賢治の絵本のシリーズと、安房直子の絵本、それからようやく作/絵の仕事にとりかかります(まだラフですが)。個展ではみんなに「作をやります」宣言をしました。挿絵の方が進行が早くて収入になるし、楽なのですが、あえて作に挑戦するぞ、…と、このところ自分に言い聞かせています。

個展半ばを超えました

個展に立ち寄ってくださった皆様、ありがとうございました。あと1週間ありますので、これから見える皆様、お待ちしております。

「小さいイーダちゃんの花」(フレーベル館 アンデルセン原作)は好評を頂いています。その場では装丁や構成を見てもらうことになるわけですが、まず装丁、それから本の大きさ、ちょっと変わった活字など、全体的にきれいな、ちょっとコレクションしたくなる本になったのではないかな、と思います。(デザイナーの吉沢さんのおかげです!)

今回の絵は全て描きおろしなのですが、「いつの間に描いたのですか」と訊かれることが多いです。普段、(今年はとくに)イラストの仕事をたくさんしているからです。
「小さいイーダちゃんの花」は春から夏にかけて少しずつ進めていましたが、8月に集中して制作をしていました。あまり絵の中にぎゅうぎゅう詰めこまない作品も多いので、いままでのアンデルセンをテーマにした個展とは作風が微妙に違っています。そのこと自体は、「絵の雰囲気が大人っぽくなった」とほめてくださる方もあり、私もそういうつもりだったのですが、展示会場でずっと絵を見ていて、「次はこうしよう」と思うことがいろいろと出てきました。

ひとつは「絵の大きさ」。前々回にはだんだん絵が大きくなっていたのですが、今回はハガキサイズに統一されています。これは本に掲載するから、という先入観が働いたところが多いんですけど、実際本にする時には原画はもっと大きくても良かったということになって、絵を少し拡大して掲載しました。同じ版型でシリーズの次の本をやるので、「次からはもっと大きく描けるぞ」と思いました。
もうひとつは、「絵の大人っぽさ」で、今回思った通りに出来た反面、やってみた感想として、もうちょっと若さにしがみついても良いのかも?と思ったりしています(笑)いつも私の反抗精神(?というか、子どもっぽさですね)に共感してくれる少数のファンの方からは、ソフトになったことに対して、ちょっと様子が違うなあという反応があるような気がします。これは今後選ぶ物語によって、しっとりとまとめるか、ひねくれた感じにするか、などなど変えていけたら良いなあ、と贅沢にも考えております。
さいごに、見せ方、そして商品の問題として、版画のシートをコレクションしたくなるような容れ物を考案しないといけないな、ということです。いままで、額に入れて壁に飾るという展示方法を続けてきましたが、一通り皆さんに買ってもらってしまうと、このあと多分、絵を掛ける壁がないのだと思うのです。そこで、壁にかけない間にも、素敵にしまっておける容れ物を、次回には作れたらいいなあ…と。色紙をしまっておく多当のようなものかな? 版画は折角、シートで保管しておけて、本とおなじように紙を手に取って鑑賞出来るものなので…。
会場でも、できるだけ額装していないシートの状態も見て頂けるようにしたいと思いますので、お声をかけて頂ければ幸いです。(前半には、刷ったものが乾いておらず、あまり置いておけなかったのが残念。)ちなみにシート単独で保管する時にはさんでおく2つ折のマーメイド紙、薄紙、ささやかな作品タグ、封筒などを用意しています。

個展がはじまります

毎年恒例となりつつある、銅版画の個展が9日に始まります。

今回はアンデルセンの「小さいイーダちゃんの花」の再話をさせていただき、本を山と積んで(笑)お待ちしております。絵は全部で23点、すべて描きおろしとなっています。
いままで、ドライポイントという技法で、版を直接引っ掻くという描き方のみでしたが、今回の絵はエッチングといって、腐食液で銅版を溶かして線を彫る技法でまず下地をつくり、仕上げにドライポイントでいつもの線やにじみを出す、というふうにしました。おかげでいままでよりも「版画らしさ」は増したようです。今後もこの混合技法を続けたいなと思っていて、来月発行の「白鳥の湖」でも用いています。(今回が初めてというわけではなくて、「おばけがこわいことこちゃん」「いってかえって星から星へ」などでもやっています。)
いつもより若干点数が少ないかなあ、と心配していましたが、飾り付けを終えてみると、しっかり壁におさまりました。お話の順番どおりに絵を並べています。キャプションで文章をつけるという案もあって準備したのですが、飾り付けがうまく行かずとりやめ、絵をじっくり見られる展示にしました。

なおギャラリー福山は1丁目、中央会館(銀座ブロッサム)の近くですが、14日まで参加中の「ペッパーズ書店」は晴海通りをはさんだ7丁目、昭和通りを銀座寄りにわたって、東武ホテルの向かいです。個展会期前半だとハシゴできますので、ご興味あれば「ペッパーズ」の方も覗いてみてください。(なおペッパーズの方は1月に新宿へ巡回予定です)

ペッパーズ書店

11月2日〜14日まで、銀座のPepper’s Gallery にて、「ペッパーズ書店」というグループ展に出展しています。私は明日5日の15時よりギャラリーに行って他の出品者の作品を見ることにしました。
今回私が出品しているのは、「わたしのたからもの」という作品で、私が文章を書き、フランスのアーティスト エリックロラン ベラガンバさんが絵をつけた絵本です。本当はもう一冊作りたかったのですが、白鳥の仕事が長引いたため1冊のみの出品となりました。
この展示の最大のコンセプトは、出品作品が「手製本」であるという点です。私もがんばりました、搬入前の数日間製本づけ…で、売るための本は2部しか作れませんでした。(汗。 個展の準備の進み具合であと何部か作れるといいのですが!)日本語版、フランス語版と2種類作り、それぞれ右綴じ、左綴じになっていて、日本語版はフランス語のテキストが絵の中に入っていて、フランス語版は日本語のテキストが絵の中に。
先日飾り付けに行って来た感じでは、全体の展覧会の印象はなかなかにぎやかです。
本の新しい可能性を探しに、訪ねてみてはいかがでしょう。


ペッパーズギャラリー