日本語を味わう名詩入門8「高村光太郎」

 高村光太郎・文 萩原昌好 編/解説 あすなろ書房 2011

中学生を読者として想定した高村光太郎の詩集です。若い心に思ったこと、芸術のこと、そして妻智恵子のこと。


作家のつぶやき
大学生のころ、彫刻家でもある高村光太郎の詩集を音読して、こころに刻んでいたことがありました。若くて、将来が不安で、不安定な自分のこころに光太郎の詩は力強く響きました。大人になってみて、智恵子への愛や戸惑いの詩に奥深さを感じ、後半の選詩もさせていただきました。